備前焼作家、今井清秀先生よりバトンを渡されました。
1日3点5日間15点拙作紹介させていただきますが宜しくお付き合いの程を。
ジャンルは墨彩画。新潟県魚沼の里、大沢和紙に墨、顔彩絵具を使用。
西洋の遠近法を用い、和洋折衷の作風。
洋間に飾っても違和感の無い現代的な水墨画が出来ればという思いで制作しています。
さて、今年3月8日、台湾格林文化より出版された「藤井家。次故郷(藤井家第二の故郷)」という画集の中から選びました。
全て台湾の風景です。
コロナ禍で自由に海外旅行が出来ない昨今。
この作品を通して台湾旅行の気分を味わっていただければ幸い
です。
~5日目~
とうとうこの企画も最後の日です。
2018年7月「藤井小百合記念展」を開催することが出来、2年前の約束を果たすことが出来た。
多数のメディアに取り上げられたこともあり
予想以上の人が来場してくれた。
「台湾と日本の架け橋になりたい」という娘の夢が実現に向けて現実味を帯びた瞬間だった。
【1枚目】
雙連風景
この近くに「ギャラリー田園城市」がある。
朝市が有名なこの街には娘が通ったかき氷、豆花の名店、寧夏路夜市があり食べ歩きを楽しむのには、絶好の街である。
【2枚目】
淡水港
ひなびた小さな漁港というイメージで行ったのだが、なかなかの都会であった。
昔スペインの支配下にあったこともあり淡水河を見おろす高台には瀟洒な洋館もあり、その洒落た雰囲気が若者に人気だ。
【3枚目】
象山からの展望
台北の街に向かって感謝を言う。
娘の人生の最後を鮮やかに彩ってくれたこと。
そして残された私達家族に慰めと勇気を与えてくれたこと。
「謝謝台湾」