※Facebookでのチャレンジ投稿企画です。

【おうちギャラリー Gallery art home】

備前焼作家、今井清秀先生よりバトンを渡されました。
1日3点5日間15点拙作紹介させていただきますが宜しくお付き合いの程を。

ジャンルは墨彩画。新潟県魚沼の里、大沢和紙に墨、顔彩絵具を使用。
西洋の遠近法を用い、和洋折衷の作風。
洋間に飾っても違和感の無い現代的な水墨画が出来ればという思いで制作しています。

さて、今年3月8日、台湾格林文化より出版された「藤井家。次故郷(藤井家第二の故郷)」という画集の中から選びました。
全て台湾の風景です。
コロナ禍で自由に海外旅行が出来ない昨今。
この作品を通して台湾旅行の気分を味わっていただければ幸いです。

~3日目~

言葉の通じない外国で、不慣れな老人の一人旅は問題が多い。
しかしなんとなく旅を続けられたのは台湾だったからなのではと思う。
駅で時刻表を見ていれば必ず人が寄ってきて、声をかけてくれる。
食堂に入れば隣の客が料理の説明をしてくれ注文までしてくれる。
このお節介が異国ではありがたい。
娘もこの国の人々のやさしさに心惹かれたのかもしれない。

【1枚目】
九份阿妹茶酒館
台湾一の人気観光地。
娘が台湾で職を見つけ生活が落ち着いた頃、私と家内を案内してくれた。
娘の晴れやかな表情を思い出す。

【2枚目】
基隆港展望
「今日は基隆へ行くよ」ホテルのスタッフに言うと傘を出してくれた。
それ程雨の多い街。
そして雨が似合う街である。
かつての台湾の表玄関であったこの港は台湾の喜び悲しみの歴史が染み込んでいる。

【3枚目】
陽明山紫陽花
娘は花が好きだった。
雪国新潟と違って一年中花が咲き誇る台湾は娘にとって天国だったことだろう。