私は大海に小石を投げただけなのに、半年後その波紋が広がり津波になって私に襲い掛かってきた。
誰が予想しただろうか。
私達家族がモデルとなる映画が台湾映画会社で製作されることとなった。(日本映画会社共作)
日本で疲れた娘を癒してくれた台湾。
そして娘を亡くした私達家族を慰めてくれた台湾。
お礼を込め、娘の歩いた地を私が辿りながら台湾の人達と触れ合うという話だ。
この映画が台日の友好に繋がるのであれば、小舟にしがみついて震えながらも、この大波に身を委せる覚悟だ。
「アップルデイリータイワン」で2月に私の記事が掲載される。
テレビ番組 「點燈」で1時間のドキュメンタリーが4月に放送される。
そして年内に新たな画文集が出版予定である。このメディアを通して台湾の人達に娘のことを知ってもらえることは幸いである。

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我不過是向大海投下了一顆小石子,沒想到半年之後,它激起的水波逐漸擴大變成海嘯向我襲捲而來。
誰能料想得到呢?台灣的電影公司竟要製作一部以我們家庭故事為原型的電影。台灣,醫治了在日本心靈疲倦的女兒。接著,台灣,安慰了痛失女兒的我們一家。這故事訴著,我懷著謝意,一邊探索女兒腳蹤,一邊與台灣人們相遇與認識。假如這電影能成為台日友好的聯繫,即使緊抓著小船搖晃著身體,也要有隨著大浪任其擺佈的決心。
「台灣蘋果日報」將在二月份刊載我的報導。電視節目「點燈」將在四月份播出一小時關於我的紀錄片。接著,今年內預計出版新的圖文集。很幸運的,能夠這樣透過媒體將女兒的故事告訴台灣的人們。